相棒の栞  モバイル版

埼玉県 荒川運動公園グラウンド
撮影日時 : 2019−5−18
5月の栞 『川口花火大会』
川口花火大会は、昭和27年から34年まで8年間、川口商工会主催の「荒川納涼花火大会」の60年ぶりの復活だそうだ。それを復活と言うのか、余りにも間隔が空き過ぎているのでピンと来ない。その頃の関係者がご健在なら、既に80歳を優に越えている。何はともあれ、第一回である事には変わりは無い。打ち上げ数7000発、最大4号、担当は神田煙火工業さん?。その程度の情報では、二の足、三の足?を踏んでしまう。

グーグル・マップで打ち上げ場所のチェック。かなり広い河川敷がそこにあった。川口市は荒川を挟んで東京都北区と向き合っている。東京都側の土手を調べると、こちら側も広大な広がりが見て取れた。当然、対岸の見通しはまずまず。次に、当日の風向き、南南東の風、風力3程度。天気は夕方から曇り。以上の条件を総合して、「令和」初の花火撮影を決定。次なる検討は、駐車場。北赤羽駅近くに「リパーク」があるが、最大1500円と少し高め。浮間橋交差点の新河岸川沿い近くに「アップルパーク」と言う最大料金800円というのがあります。丁度新幹線のガード下辺りで、少しわかりにくいですが、ここがお勧め。但し、16時30分には満車になって居りました。

土曜日と言うことで、所要約90分とナビには出ていたが、2時間はかかるだろうと思い14時半出発。到着は16時半過ぎ。途中、首都高の降り口を間違えたり、都内の道はややっこしい。そもそも、北区と言う区には行った事がない。到着後、手ぶらで土手に上がると、土手道路沿いは、空いているスペースのほうが少ないほど場所取りがしてあり、ビックリ。埼玉県の花火なのに、此れではまるで東京都の荒川花火大会のよう。三脚もチラホラ立ってはいたが、対岸の花火筒は見えず。やむを得ず、対岸に見える有料席の青色エリアの中心まで歩く。風は斜め後ろから吹いているので、なるべくJR宇都宮線・京浜東北線の鉄橋近くまで足を運んだ方が良さそう。と思いながら歩いていると、ヘリポート先で、花火師匠のT氏とばったり出会う。2年ぶりの出会いになる程、ご無沙汰していた。T社長も丁度土手を上がって来られたばかりと見え、これから場所探しのようだった。積る話は山ほど有ったが、とりあえずは場所探しに専念。この土手道路から埼玉方向を見ると、河川敷に時々それなりに高い木が有り、その木が乱立しているところは空いていて、木々が途切れたところには三脚がひしめき合っている状態。それでも座って撮影するカメラマンもいて、土手の傾斜もあるので、二列になっても全く問題なし。

T師匠にくっ着いてトボトボ歩き、「先生、ここにしますか?」(T師匠は、自分が塾を開校した時の、広告代理店のオーナーで、初対面の時から自分を「先生」と呼ぶ。もう35年も経っているのに未だにだ!カメラを始めたのも、、たまたま二人共車が大好きで、車談議出明け方まで話していた事も度々だった。年を重ねていくうち、車の話の延長で写真の話になり、引きずり込まれた挙句、ノジマでCANON20Dを買うまでに至った。)T師匠が言われるままに場所決定。急いで機材を取りに戻った。周囲は高層マンションが建ち並び、近所の住人がドンドン詰め掛けて来て、土手道路はかなりの混雑。中でもママチャリ軍団が目立ち、電動アシスト自転車がスイスイ走り抜けて行く。風はかなり強く、風速5〜7メートルくらいの風が時折土手道路を吹き抜ける。日中結構暑かったので油断して一枚薄着にしたが、多少寒さを感じるほどだった。

カメラは二台態勢。16〜35と28〜300。4号玉なので、望遠も必要かと・・・。18時30分T師匠とカメラ談議に夢中になっていると、いきなり花火が上がってしまった。勿論、対岸では「偉い人」の挨拶など行われてからの打ち上げだったのだが、風向きがフォロー・ウインドな事もあり、全く聞こえない。と言うか、ありえない明るさで本当に花火が上がった事に疑いの目を向けるほどだった。明る過ぎて花火さえもはっきり見えない。まるで「大曲の昼花火」状態。何度か撮影に挑戦してみたが、通常の夜間セッティングをしていたこともあり、それを動かす気にもなれず途中で撮影を諦めた。

T師匠もレリーズから手を放し、静観するだけ。誰が決めたのか知らないけれど、きっと明るさのチェックは全く出来ていない。やがて、10分ほどでして花火は上がらなくなった。当然といえば当然なのだが、此れではお金を払って観ている人から、クレームが出てもおかしくは無い。5分以上空白の時間が過ぎた後、再び上がり始めた時には、どうにか花火を捉えることができた。百歩譲って開始は18時50分だろう。19時ならもっと良い。実際19時には、それなりの暗さで、後方のマンションの灯りもはっきり写る様になった。

それにしても前半のショボさには閉口。扇状に広がる「ローマン・キャンドル」ならまだ良いのだが、5〜6本の筒から真っ直ぐに上へ上がってゆく(ろうそくに見えなくも無いが)単純な打ち上げの繰り返し。いつ、その上に4号が来るのかと思って待っていると、何もなく終わるか2号くらいの安っぽい玉が上がってお仕舞い。いいだけ露光しているので、昼間のように明るい背景になってしまうのだ。19時も20分くらいになって、ようやく本気モードになりつつ、こちらも多少撮影に集中。レンズは、大体50ミリ〜70ミリ前後有ればOK.。19時30分頃には、怒涛の打ち上げで、なかなかの見もの。勿論、中断があったので、その分押してしまったが、最後は「冠」のスターマインが打ちあがり、一拍置いてトラ打ちで締めた。周囲の皆さんも拍手。此れなら有料席の観覧者も文句は言うまい。

前半、どうしようもなく暇で、途中から少しずつその気にさせていく、一般的な打ち上げ方。多少「鴻巣花火」に通じるプログラム構成とも言えなくも無いけれど・・・。第一回目としては、まずまずの成功だったと思う。風向きは気の毒だったけれど、対岸の土手は有料席、無料席問わずビッシリ人で埋まっていた。屋台も簡易トイレも無い、こちら側の人出も凄かった。風が強く花火も形が崩れてしまっていたが、初夏を先取りした「令和」元年の最初の花火として、「川口市」サン上手くやりましたね。ただ、来年は是非打ち上げ開始時間だけは遅らせてください。

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