相棒の栞  モバイル版

神奈川県箱根町
撮影日時 : 2019−6−26,30
6月の栞 『箱根ヒメボタル』
2011年7月、近藤師匠に同行し、この場所でヒメボタルの飛翔を確認している。
その時の近藤師匠の撮影技量には感心させられた。  ⇒ (近ちゃんギャラリーはこちらから)。
いつがピークなのか判らずに行ってみたのだが、2回目で近藤師匠が数こそ多くは無かったが、その光跡を見事に撮影されていた。看板にシッカリ「ヒメボタル」とはあるものの、実際目の当たりにしないと、俄かには信じがたかった。その後、この時期はゲンジボタルがあちこちで見られるものだから、わざわざ、こんな薄気味悪いところへ行くまでも無かったし、その時間も無かった。

2011年と言うと、11月から近藤師匠にお願いして「相棒の栞」を立ち上げて頂いたので、自分的には箱根のヒメボタルのアップはしていない。今年は、箱根千条の滝、長野県辰野町のホタル、伊豆冷川をパスしてしまい、ニの岡も余り気が進まず、山中湖と冨士山のヒメを待つことにした。しかし、考えてみれば、箱根のヒメボタルは西湘バイパスを使って30分で行くことが出来る最も近いヒメボタル観賞地なのだ。仕事を終えてから余裕で23時前後には到着可能。一人で行くのは多少怖いが、それさえ気合を入れて覚悟すれば、週に2〜3回は通える。週間天気を見ると、28日からずーと曇りマークと一緒に傘マークもくっ付いていて、土日も期待薄。そんなわけで、26日気温も上がった事だし軽ワゴンにガソリンを入れるついでに一っ走り!

2011年の近藤師匠とヒメボタル探索で、千条の滝とここを訪れた後は、千条の滝では全く、この場所も二度ほど訪れてはいたがピークがいつなのかを探る事さえ出来ず。今回は、数人の花火仲間やS電氏から多少の情報を得ていたので、当時の「看板だけが頼り」状態ではなかった。ただ、「瀬上沢」の如く、もっと熱心に足を運ばなければ、より多くのヒメボタルには会えないと言う事だけは実感していた。しかし、生憎この時期、私立中・高の前期期末試験と重なる為、余裕が無いのが実情。

枝葉を擦りながら軽ワゴンで林道の終点まで乗りつけた。終点で人影発見。車を降りて直ぐに謝った。有ろう事か、自分が侵入してきた林道をローアングルで構えていたと言われた。「どちらから来ましたか?」「藤沢です。」「僕は伊勢原です。」ここでピーンと来た。道に止まっていたヴェル・ファイヤー(もしかしてアルファード?)と伊勢原と来れば電脳スタジオオキナの社長A氏に決まっている。かなりの確信を持って「ホニャララさん?」「そうです。」「自分マルマルです。」「アーなーんだ!」。それからカメラセットをして、セルフタイマー任せ(カメラそっちのけ)で話し込む。何でもここへは20日くらいから、ほぼ毎日来ているそうで、かなり詳しいお話を聞くことが出来た。その後、別な場所にも案内して頂き、思わぬ大収穫だった。結局、誰rもいない山中で、大声で喋り、笑い、午前3時まで過ごした。

その後、30日にも行ってみたが、再びA氏が先着していて、ご一緒させて頂いた。雨上がりで期待したが、風が強く思ったような写真は撮れなかった。我々の会話も尽きてしまい、大人しく撮影に専念していた(疲れてきたのもあり)午前2時頃、草むらから一筋のLEDが差し込んだ。「アー」と声を上げると、「ゴメンナサイ!」。なんて事は無かった、ライトの主は.S電氏だった。彼も、ほぼ毎日のようにここを訪れていて、A氏とは今年もこの場所で数回バッティングしていると言う。突き詰めて行くと、結局二人合わせて毎日来ていることと成った。因って、およそ10日間の様子が日を空けることなく繋がった。結果的には、どうも28日の深夜から29日未明までが一番良かったという結論に達したようだ。彼等の訪問回数(10回近い)に比べれば、たった2回にか来ていない自分は、全く会話に加わることさえ出来ず、聞き耳を15メートルはなれて立てていただけ。明日の予定が多少早めなので、お先に失礼する恰好となった。

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