相棒の栞  モバイル版

逗子市小坪4丁目739番にて
撮影日時 : 2019−7−10
7月の栞 『令和元年第71回鎌倉花火大会』
<昨年のリベンジ>
昨年も、鎌倉花火の為仕事を休んだ。そして、予てからダイヤモンド富士の撮影で訪れていた大崎公園に絞って、一度で良いから、ここから鎌倉花火を撮影したかった。入念なロケハンをして臨んだ昨年だったが、見ることが出来たのは5号玉の下半分と水中花火だけ。それより上に揚った花火は、雲にかき消されて微かに色だけが判別できただけ。音だけ聴いて「アー揚がっているんだ。」状態。昨年、日中はまずまずの天候だったが、開始時間に近づくにつれ訳判らない怪しい低い雲が鎌倉海岸上空を覆い始めた。多少霞んで見えるかも知れないと、少しだけ心配した程度だったのだが、オープニング花火が上がった瞬間、予想をはるかに上回る酷い状態だった。集まった見物客からは、ため息が漏れた。後日、花火仲間が材木座海岸で撮影していたので状況を聞くと、水中花火だけは撮れたとの事。むしろ、上から目線(大崎公園)より、見上げる(海岸)ほうが若干多くの5号玉が見られたらしい。「マルゴーさんの花火が、余りにも勿体無さ過ぎた。」と言うのが昨年の感想。勿論、近ちゃんギャラリーに載せるなんて100パーセント無理。今年は満を持して天気予報を確認後、早朝に場所取りを完了。

<この日だけ雨の心配なしの超ラッキー>
7月に入って、殆ど「お天道様」を見ていない。おまけに気温が異常に低く、ヒメボタルの撮影にも行く気がせず。週間天気が出る一週間前から7月10日の天気を何度見たことだろう!一週間前は傘マークだけは無かったが、次の木曜日は曇りのち雨予報。数日前になり、相変わらずの北東の風。こうなると、オホーツク海(シベリア方面)高気圧が強めになって梅雨前線を押し下げてくれるのを祈るだけ。その時の北寄りの風は、むしろ歓迎なのだ。この時期、海からの風が当たり前で陸から海への風向きは滅多にない。花火を見る(撮る)には好都合なのだ。ただ、そうなるとわざわざ苦労して大崎公園まで出かけなくても、材木座の海岸(ここからだと、ほぼ台船正面で扇形に開く花火が綺麗に撮れる)で十分と言うことになる。悩ましいところだったが、昨年から一度は決めた事、リベンジするしかなかった。前日になって、気温も平年並みにまで上がり「晴れマーク」が「曇りマーク」と一緒に付いたのには、ラッキーとしか言いようがない。

<大崎公園の特殊事情>
大崎公園自体は、国からの借受形式で逗子市が管理している、と記憶している。だから、この公園を訪れるのは全くの自由な筈。しかし、その手前に広がる超高級住宅地「被露山庭園住宅(団地)」(日本のビバリーヒルズと呼ばれている)は、その管理組合棟横に、一般の方の侵入が出来ない由の看板が立っている。管理棟手前には、詰めれば10台程度の駐車スペースがあるが、おそらく来客用か工事関係者用だ。(自分が車から機材を降ろし、明らかに写真撮影だとわかる状態で管理組合の青パトから人が降りてきたので、何か言われるだろうと覚悟しながら「しかと」していたら、何も言われなかったが)。少し脱線するが、この住宅地には松任谷由実、反町隆史・松嶋奈々子夫妻、小田和正など芸能人、著名人が住んでおり、最近ではデヴィー夫人も2億4000万円で購入を検討しているとか?で、ミーハー族も来るのかも知れない。地上に突き出ている人工物は街灯だけで(勿論道路標識も無い)、ライフラインは全て地下埋設。建蔽率20パーセント、高さ制限8メートル、一部の区画を除き一戸当たりの敷地面積の平均は300坪(およそ1000u)、2階建てなんてけち臭い家はほとんど無い!プール付も珍しくなく、どこの邸宅からも冨士山や海が見えるらしい(残念ながら知り合いはいない)。車庫は半地下か、道路に面して大体2〜3台のスペース。多くは外車(地下車庫の中にはフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーが有ってもおかしくは無い)。「レクサス」ブランドも止まっているが、ここでは些かチープな感じ。・・・・だんだん惨めになってくるのでこの辺に。何が言いたいのかと言えば、厳密に言うと「大崎公園」へは一般人が入れないことになっているのだが、そこは絶妙なバランスで成り立っている。

昨年、もっとリアルな出来事があった。この公園に上がる急坂の途中に軽自動車なら止めることができるスペースが2ヶ所有る。おそらく公園管理のための逗子市職員や造園業者が来た時に止める場所だろう。駐車禁止の看板もない。それを確認済みで、ここに車を止めて休憩していた。たまたま別な用件でバイクで上がって来たという逗子警察の警官に職質された。4ナンバーの軽ワゴンだから、業者と間違えられたが、花火見学に来たと告げると、止めては駄目だと言いたい口調。強制力は無いらしく、「又あとで、ほかの警察官が来たら、言われるかも?」程度の会話でTHE END.、本件を済ますため更に上へ上がって行った。やむを得ず、入口のPへ移動したものの、帰りは500メートルほど緩い上り坂を重い荷物を転がす羽目になった。お陰で大汗を掻き、花火が見られなかった分も含めて疲労感MAX.。それでも入口に駐車できればまだラッキーな方で、もしも、スペースがなければ、ここでの撮影は無理。少し上の被露山公園に50台弱駐車可能な立派な設備があるが、16時30分になるとポールが立てられ、チェーンで施錠されてしまう。公衆トイレも同じく。16時半近くになると、繰り返しスピーカーでアナウンスすると同時に、職員が一人ひとりに声をかけて回る念の入れよう。よって車は愚か、トイレまで行き場所が無い。大崎公園のトイレも同じく施錠されてしまう。穿った見方をすれば、夜間の締め出しと思えてしまう。これも、ジャパニーズ・ビバリーヒルズの為か?税金一杯入るものね。

大西公園からの花火撮影を試みるカメラマンにとって、もし徒歩で来たなら(隣の女性カメラマン2人連れは小坪までバスで来て、それから1時間かけて坂を上がって来たという)、16時30分までに用を足し、花火が終わる20時10分まで、いや100メートルの高度差がある坂を下り、その先にあるコンビにまでが最も近いトイレ。そこが長蛇の列だったら、逗子マリーナの公衆トイレまで猛ダッシュ。多少は汗となって蒸発するかも?結論的には、アクセスも設備も悪いと言う事。近隣の住民以外は、あえてここから花火を見なくてもいいと言う感じ。

<今年は公私混同、塾のバイト学生動員>
15時30分に自宅を出たものの、腰越から先は何時ものノロノロ、七里ガ浜のセブンイレブンから300メートルほどストレス無く走れたが、稲村ヶ崎から先は時間ばかりが経過してゆく。材木座付近を通過したのは16時過ぎ、この辺のコインパーキングは全て満車表示ばかり。小坪を過ぎ、被露山入口の急坂を上がる時には、駐車スペースがあるか否かの心配ばかり。果たして、高級住宅地の駐車スペースは一台のレクサスが駐車待ち状態だった。隣に座るICU(集中治療室ではなく国際基督教大学)の女子大生に、良いところを見せたかった訳ではないが、軽自動車ならギリギリは入れそうな車幅スペースにに頭から突っ込む。ドアミラーがぶつかりそうな狭さ。しかし、入れたは良いけれどドアが開かない。自分たちは後ろのハッチから出ることも可能だが、隣の車はドアが開けられず、「乗れない」状態。出来るだけ車を前進させて、女子大生にカベとの隙間3センチまで誘導してもらう。こうすれば車の前後の位置がジグザグになり、ドアを開けても2センチほどだが隙間を作ってドアが開く。横幅は無くても、前後ずらして自分もドアを開けられた。駐車さえ出来れば、特に急ぐわけでもないので被露山の公衆トイレへ。16時半を少し回ってはいたが何とかセーフ。その後、展望台まで行ってみたが、カメラマンは一人きり、後はデッキチェアーがずらりと並んでいた。以外に人気が無いことが判明。お猿さんに会った後、車に戻り準備に取り掛かる。

助っ人が必要な理由は、荷物の多さと言うより、荷物の見張りの為。花火終了後、大崎公園入口まで機材を下ろし、そこで見張りをしていてくれれば良いだけのこと。車を手ぶらで取りに行く間のたった10分ほど。緩いとは言え500メートルの坂を上がるのは、昨年で懲り懲りした。撮影関係の荷物のほか、折りたたみイス、芝刈りバサミ、蚊取り線香、虫除けスプレー、それにパンと飲料水、ついでに簡易トイレetc。

<鎌倉花火>
此れだけ離れて(逗子市ですから)いるので、会場からのアナウンスは全く聞こえず、FM放送も捜せなかった(無いと思う)。冨士山は下方の厚い雲に隠されて僅かに裾野のラインだけが見えるだけで、全く期待できず。しかし、ずーと雨模様だったせいか、冨士山より、僅かな夕景を見られただけで不思議と満足。風向きも予報通り東京方面から。もう少し強めでも良いかなと思われた風も、煙が滞留するほど弱くは無く、かえって盆の形を崩さずに、極めて適当な強さ。19時20分少し前だったか?、気が付けば、「鎮魂の花」と題する銀冠が3発上がっていた。西の空をバックにしているので、ただでさえ19時20分ではまだ明る過ぎるのに、白色花火は青と白の斑な空に吸い込まれて写りが悪い。基本的には5号、7号、10号ワンセットの打ち上げ。いや、この組み合わせで、水中花火もやってしまうところが「鎌倉花火」の一押し。ただ、昨年まで、モーターボートが、かなり岸まで近付き、ここから撮影していると最後は逗子マリーナのトンネル上の山に隠れてしまったのだが、今年はモーターボートの「運行距離」が短かったような?ここからは殆ど同じ場所で水中花火が開いていた。台船に対して、ほぼ真横なので岸から見ればワイド間が見事なのに、ここからでは殆ど筒一本状態。その点では、この風向きにあやかって、海岸からの撮影がベストだったと思う。しかし、ここからでも「マルゴー」さんの素晴しい色彩と色変化(イルミネーション)は存分に楽しめた。2500発と最近の花火大会では決して多いとは言えない数ですが、質に関しては相当にレベルは高いと感じた次第。

8月7日のマルゴーさんの地元「神明の花火」が好天に恵まれます事を祈ります。そして来年も、何とか鎌倉花火が開催出来ますことを願っております。

アクセスカウンター アクセスカウンタ