相棒の栞  モバイル版

神奈川県逗子市 逗子海岸
撮影日時 : 2019−9−27
9月の栞 『第62回逗子海岸花火大会』
例年5月末か6月初旬に行われていた逗子海岸花火大会は、資金集めに苦労され一時は中止になってしまうのでは?と懸念された。鎌倉花火同様とても歴史のある大会ではあるが、昨今警備員の確保とその日給の高騰でかなり厳しい状況に追い込まれているのは、ここだけではあるまい。逗子海岸花火大会に至っては、有料席を大幅に増やし、地元商店街の協力と合わせて資金の捻出に努力されたようだ。但し、ここの見物客は意外と学生さんが多く、地元逗子のみならず横須賀・横浜金沢区六浦・鎌倉辺りの高校生(校名は伏せます)が目立つ。彼らが、有料席を購入するとは考えられないので、砂浜の無料エリアの減少に、返って無料エリアが狭くなった分だけ混雑するのでは?と一抹の不安を感じながらの出発となった。

電動アシスト自転車で逗子海岸まで行こうか迷ったが、国道134号線を逗子まで頭の中でイメージすると、いくつかの危険箇所が頭を過ぎり、やめる事にした。高波の影響で稲村ケ崎の歩道部分の陥没による車道部分の片側交互通行は解消されてはいたが、そもそも腰越から先のR134はどう見ても安全に自転車が走れる道ではない。ましてや、鎌倉滑川交差点から先の歩道は整備が殆どされていないし、車道の幅も決して広いわけではない。トンネルを出た辺りには、センターライン上にウレタン製かゴム製のポールが立てられている箇所があるが、車は歩行者や自転車を追い越す事さえできない。その逆の立場で、自転車や歩行者は車にぶつけられるのではないかと気が気でならない。我々は走り慣れてしまっているし、何も感じなくなってはいるが、初めてここを通るドライバーは、これが天下の(?)湘南海岸の道路か?と思うに違いない。余りにもみすぼらしい道路だ。海岸線の侵食で砂浜も狭くなっているので、今後この国道が改修されることは期待薄だ。

と言うわけで、軽ワゴン車で出かけた。何時ものコインパーキングへ14時。あと5台もスペースがあり、ここが満車になったのは15時過ぎだった。海水浴シーズンではなかったせいか6月の逗子花火よりずっと満車になる時刻が遅かった。もっとも、この近辺には最安値で最大料金800円と言うのがあったり、この日お会いしたT社長からは900円のところを教えてもらった。ただ、134号線に面しているPは自分がいつも使っているここしかない。帰路は全く渋滞無しで帰れる点を考えると2500円はビックリするほど高い訳ではないと思う。現に、この日も混み合う海岸の波打ち際をカートを引き、地下道を潜り「ステーキ・ガスト」の階段を上がり、機材を積み込んで自宅には30分かからずに着く事が出来た。

花火大会の有料エリアは、東側の葉山寄りに設定されている。だから風向きさえ許されれば、なるべく有料席から離れた場所、すなわち「ステーキ・ガスト」側に位置決めをしたかった。しかし、南東の風予報なのと、台船中央が矢張り「ステーキ宮」付近前だったので仕方なく有料エリアをまわるように東方向へ歩く。既に、台船中央に当たる場所には三脚がずらりと並び、場所取りに失敗。知り合いが台船中央位置をゲットしていたので、「何時に来ましたか?」と聞いた所「今、さっき」との返事。もうあと30分ほど早ければよかったみたい。やむを得ず、台船中央よりやや左になるが列の切れ目に渋々三脚を置く。シートを敷いていると、10分もしない内に同郷のW氏に後ろから背中を叩かれる。そして、彼も自分の左横に三脚を立てる。彼と隣同志でカメラを置くのは久しぶり。早速、今年の花火大会の情報交換と反省会の開催となった。時間潰しには、これ以上のお相手はそうそういない。この後、ゾクゾクと顔見知りに会う。電脳スタジオ・オキナのオーナーA氏、山崎煙火製造所のカレンダーを作っているM氏との会話では新たな情報を得ることが出来た。なんと言っても彼らはプロカメラマンだから、自分にとっては先生のようなもの。例えばA氏は、台船迄の距離を測り、中央台船まで640メートル、右570、左530メートルと言った具合いだ。もっとも距離がわかったところで自分は16〜35_と12〜24_しか持って来ていないのだが。

9月も下旬とは思えない気温の高さだったが、潮風が心地良かった。ジットリした風ではないことが、秋を感じさせてくれた。16時を過ぎた頃ズラリ並んだのはカメラマンの三脚だけで、有料席を含めて砂浜はガラガラ状態。花火シーズンでもないし、消費税アップの月末だし、多忙を極めている人も多いだろうと、W氏とのんきな事を言っていたが。18時を回ると前方の砂浜は若い人たちで埋まって行った。19時を過ぎると、後方の通路にもビッシリ人が立ち始め、相当な混雑となってきた。もっとも、有料エリアがどれだけ埋まったのかは判らないが・・・。

19時15分前、実行委員会の会長と、逗子市長の短い挨拶のあと全員でカウント・ダウン。オープニング花火が上ると同時に、辺りはコンサート会場のような歓声に包まれ。いきなりの盛り上がりだった。第二部、第三部は比較的大人しかった観客も、第四部20分間に渡る「コロワイド・プレゼンツ」の花火が開始されるや否や、大盛り上がり。五曲ほどの曲の中には、若者向きの曲だけではなくオールドファンが懐かしむ名曲や、「剣の舞」まで入っていて、選曲の幅広さが憎らしかった。体を左右に揺らしながらキャーキャー言っているすぐ目の前の女性。ピューピュー口笛を吹く高校生など、逗子花火は若者に受ける花火大会だなと痛感した。多くの花火大会に出かけている訳ではないが、これほどまでも熱狂的な歓声の上がる花火大会は、同じコロワイドが主催する横浜MM21地区の花火と並び、いい勝負だ。皆酔いしれていると言っても過言ではない。自分としてはこの花火を撮影するのは、完全に力量を超えている。怒涛の打ち上げ、眩しすぎる銀冠のスターマインに露出オーバーのしまくりだったが、意外にも、風が無かった割には(多少、左から右前方に吹いていた)火薬の消費量を考えれば煙害が少なかった。おそらく、湿度が60パーセントから70パーセント位だったのが救いだったかも知れない。本当は北風を期待したのだが、南東の風でも許される範囲だったと思う。

さて、来年は何月開催になるのかな?オリンピックがあるから、開催は微妙ですね。

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