D90が観た画像  d90-18164

名古屋市天白区の相生山緑地
撮影日 :  2018−5−20
ヒメボタル撮影・相生山緑地
昨年に、この場所でヒメボタル撮影した相棒さんの写真の塊を目にした時、編集作成(ホームページ化)しながら、来年は同行したいと申し出る。
私の「ヒメボタル撮影」は、「下吉田」、「二岡」、「箱根」、「富士山」と8年間の実績はあるものの、『ホタルの乱舞』になかなか出会えないのが実情である。
相棒も昨年の反省から、「相生山緑地」全体の撮影ポイントを把握しようと、15時30分には現地入り、15時50分過ぎから撮影ポイント捜しを始めた。
昨年の反省とは・・・・撮影時間帯は、暗闇の世界、カメラの前に大きな障害物があると、ホタルの光が見えなくなる。
よって、明るいうちに下見をして、夜目にボンヤリ見える白い粉(園芸用の石灰)を目印に蒔いて置く。
参考までに・・・2017−5−27に撮影した相棒の作品です。  ⇒ 長文の後に「拡大写真で」のアイコンあり。

さて、下見の結果であるが・・・、と同時にSNS等の「口コミ」から、「山根口」から登った『梅林』には19時半頃から飛翔が始まる。
「相生口」から入った『竹の小径』(長さ80メートルほど)は上段と下段に二分割、ここから300メートルほど進むと、長さ40メートルほどの『竹林』が今夜の撮影ポイントとした。
他にも、「菅田口」の『竹林の小径』や『野辺の小径の竹林』や『トンボ池』や『花の小径』などと・・・ヒメボタルの乱舞しそうな場所があった。

『梅林』で撮影に夢中になっていると、私の話し声が大きかったらしく、暗闇から、年配の女性に『近藤さん』と呼ばれたので、つい、『はい』と返事をしたが・・・
まだ名刺も配っていないのにおかしいとは思いながら・・・「近ちゃん」です。そして、「近ちゃんギャラリー」もスマホで見て貰う(見かたの紹介)。

21時20分・・・『竹の小径』に移動すると、すでに上段は15人ほどのカメラマンで占有されており、下段に三脚を立てる事にした。
近場で談笑している集団の中にひときわ声の大きな地元訛りの男性の声・・・この人が「近藤さん」だ、「相生山緑地」全体を知っている自称ボランティアガイドだ。
暗闇から聞こえてくる自慢話に、「先日は、動物写真家の小原 玲」と会談したと・・、全国に数百人の知り合いがいると。
「相生山緑地」の案内はするが、ご自身はカメラを取り扱わないと・・・。  本日の飛翔数は、1000頭ほどらしい。
でも、「私も近藤です」と、とりあえず、名刺を渡す。
ところで、ホタル撮影を得意としている「小原玲」「古河 義仁(メル友)」のブログを、私も参考にしている。

『竹の小径』も23時15過ぎには乱舞のピークも終了、ボランティアガイドの近藤さんの「次ぎに行こう」の掛け声で、鑑賞者6名が300メートル先の『竹林』に移動した。
ここで、名古屋市在住のアベックさんと出会う。
三脚上のカメラの向いている・・狙う方向が変だ。  ・・・撮影画像を見せて貰うと、画面半分が丘の上部と空で、画面の下にポツポツと光りが。
カメラのレンズは「16−24ミリ」で、さらに、シャッタースピードも短く、縦位置で撮影している。
ヒメボタルの特長は、地上1メートル、10秒間に5センチ、1分間に30センチぐらいの飛翔距離として、16ミリの画角で前方15メートルの飛ぶホタルは横幅は20メートル以上として、3〜5分間の開放がなければ、絵にならないとアドバイス。

25時(01時)も回り、全くホタルは飛ばなくなったので、帰路に向かう、途中、地面で異常に輝く光りに遭遇。
130センチの高さから22.3秒間の露光にも関わらず、丸い光りであった。
ちなみに画面拡大してもまん丸な円である。   もしや、ペアリング(合体)かも。
カメラ位置を40センチほどまで近づけて、ISO感度:1600、F1.8、36.2秒の露光で「光りの主」を撮影。
後から追いついてきたアベックさんに「このペアリング」は貴重な画像だよと、撮影を薦める。
撮影から自由になった私は、さらに「光りの主」を観察すると、6センチ四方の中に、ペアリングに夢中な3頭とは別に、単独の2頭がいる事を発見。
ヒメボタルの体長は6〜9ミリ・・・・ペアリング中の雄2頭、雌一頭の放つ光りは、30センチ四方に明かりを灯していた。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。